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2024.1.13
Client : 株式会社 エーゼロ

合併しなかった村が現在、村民所得「増」の村に。仕掛け人の戦略をことば化

「百年の森計画」で、目標は村民所得の上昇 分配から投資へ

人口1400人の村、岡山県西粟倉村。

林業を中心とした中国山地の奥深いところにある小さな村。過疎高齢化、産業の衰退、50億円以上の負債など、厳しい状況の中、自主独立の道を選びました。

当時村が行った住民アンケートでは「合併しない・できれば合併しない」があわせて58.33%。

村は自力での生き残りを図るため、「森から経済を生む」ことを目指し、林業再生を中心とした経済圏の創生に取り組み始めました。

あれから18年。今、西粟倉村はどうなっているのか。現場を再び訪ねると、村は活気に満ちていました。

それを裏付ける数字も明らかになりました。

2008年から2021年までの間で、課税所得の合計が16.7%上昇。納税者数は7%、課税所得平均が9%増加するなど、人口が減少傾向にあっても納税者数が増えていることがわかったのです。

一体、なぜこの時代に所得を増やすことができたのか。「ことば化」のため現地を訪れると緻密に積み上げられた様々な取り組みが成果を上げていました。一見見落としてしまいそうなその試みを丁寧に語ってくれたのは、2009年から村と共に木製品の製造販売を手掛ける「西粟倉・森の学校」を設立し地域創生を手掛ける、牧大介さん。

「ことば化」実施内容(期間約2ヶ月)

  1. 経営者のヒアリングによる「所得を上げる仕組み」の「ことば化」
  2. 経営者や周辺関係者の活動密着による映像化
  3. 映像視聴による検証
  4. 応用可能性を探るため、地域創生に関わる「先駆者たち」によるワークショップを実施

映像制作

「分配から投資」編

ワークショップ当日の様子

牧さんたちが村内所得を引き上げるために、具体的にどのような取り組みを一人一人の暮らしの中に落とし込んで実践しているのかを「ことば化」。映像はわかりやすさとインパクトが大きく、先駆者会議よりもより大きなイベントで再プレゼンをしていただくことになった。

「ことば化」その後

牧さんたちへのヒアリングで明らかになった所得向上の手立て。まさに「分配よりも投資」を実践するその試みは大変興味深く、一般ニュースとしても配信させてもらいました。